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韓国ミュージカル「VAMPIRE ~愛と憎しみの果て~」 [ドラマ]

過去記事に追記したついでに、先日観たミュージカルの感想でも。


8月半ば、Super Juniorのソンミン好きな友人に誘われて、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで上演されたソンミン主演ミュージカル「VAMPIRE ~愛と憎しみの果て~」を観劇してきました。


同作は、ヨーロッパ各国で500万人以上を動員している人気ミュージカル「DRACULA」を韓国のクリエイター陣がリメイクしたもので、今回が世界初上演だったそうです。
ソンギュ、ソンミン、イ・ホンギがミュージカルで吸血鬼に


役者さんやスタッフさんたちは最善を尽くしていたのだとは思いますが、どうにもこうにも残念な点が多すぎる作品でした。正直、「これで1万6,000円はねえなあ……」と思いました。


まず、音楽が単調。ミュージカルでこれは致命的なのではないかと思うのですが、いかがか。

さらに、物語に深みがない。
「14世紀→17世紀→現代」と3部構成になっているため、もともと各パートの持ち時間は限られており、そこにいかにエピソードをぶっこんでいくかが脚本の腕の見せ所だと思うのですが、本作ではたとえば、主人公の悲嘆を延々と歌わせたりしちゃうわけです。「もういい、それはもうわかったからいいよ」と思う場面が何回かありました。

一番残念だったのは、主人公とヒロインが愛を深めていく過程がごっそり省略されていたことでしょうか。
出会いの場面はかなり時間を割いて描いていたんですが、ヒロインが主人公とともに生きることを選択した場面の次には、もう300年経過してるんです。しかも、2人の愛は倦怠期を迎えて冷めかけています。

紆余曲折を経て、最終的に主人公はヒロインのために命を落とすのですが(たぶん)、2人がどんなふうに愛を育んできたのかがまったくわからないため、2人の葛藤もなにも全然伝わってきません。ラブロマンスと銘打っている作品で、これはないんじゃなかろうか。

そんなこんなで、置いてけぼり状態でぽかーんとしている間に、エンディングを迎えてしまいました。



うーん、残念。

ちなみに、気になる客の入り。2階席と3階席はほぼ空席。1階席は9割方埋まっていたように思います。総座席数が2,100席ほどなので、1,000~1,500人くらいは入っていたんでしょうかね?

オーチャードホールを全日借りると、だいたい200万円くらい。キャスト・スタッフの人件費など諸々の諸経費はどれくらいなのでしょうか。

この記事によると「(大規模なミュージカルでは)制作費数十億ウォン(10億ウォン=約1億円)」「人気俳優の1回の出演料は最高で数千万ウォン(1000万ウォン=約100万円)にまで達している。」とあります。
韓国ミュージカル、資金難で中止・延期相次ぐ

毎回コンスタントに1,000~1,500人くらい入ってくれれば、制作費をかなり回収できちゃうかも?21公演もあるし。わかんないけど。



今回もどんぶり勘定&下世話な話で締めくくってみました。スミマセン!
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