「地上軍フェスティバル 2016」所感

韓国の鶏龍市で10月2日から6日まで行われた「地上軍フェスティバル」に行ってきました。

会場には全日、あるいはほぼ全日参加という猛者がたくさんいたようですが、私は5日と6日の二日間のみ。5日の午後公演、6日の午前公演、同じく6日の午後公演を観ることができました。

帰りの飛行機でばーっと書き留めた所感が以下。



私が見た3公演のうち、ユノが出演したのは5日午後公演と6日午後公演の2公演。6日午前の公演は、出演こそしなかったものの待機していたようで、ステージ裏にときどき姿をのぞかせていました。

たとえば6日午前のダンスパフォーマンスのときとか。

公演では毎回、「アーミスト」というグループが、古今の様々なダンスの要素をとりいれたパフォーマンスを披露したのですが、6日午前の回ではユノがステージ裏にウニョクらと姿を現し、パフォーマンスを鑑賞。2人とも時折何かを話しながら、真剣な顔でダンスを見つめていました。

5日は「アーミスト」のときに姿を見せなかったので、とても印象に残りました。
面白かったのは6日午後の公演。ウニョクやシンドンらといっしょに、「アーミスト」のダンスを真似してステージ裏で踊っていました。かっこよかったです。(シンドンはコミカルにアレンジしてましたけどw)

「アーミスト」のメンバーは、恐らくガチのダンサーさん集団だと思います。とても上手でした。それだけに、ユノもウニョクも"ダンス担当"として血が騒いだのかもしれませんね。



「会場を歩いていたら、目の前をユノが通り過ぎた！」とか、「ユノが目の前で歌ってくれた」とか、そんな末代まで語り継ぎたいことは何ひとつとして、なくてですね……。
そもそも座ったところが下手側後方。メインステージからは距離がある上に、ユノは東方神起ファンが集まっている上手側によく行くので、いずれにしても近くで見るチャンスがほとんどありませんでした。

近くに来てくれても、駆け抜けて一瞬で消えるとかw 皆が感動したオーラスでの胴上げも、最初は中央に居たはずが、あれよあれよという間に上手側に拉致されてしまい、わちゃわちゃしてよく分からないうちに終わってました。胴上げの様子はホテルに帰ってネットで確認しましたからね。その場にいたのに……www

実際の様子はこんな感じ。わちゃわちゃ感、伝わりますでしょうか。手前で胴上げされているのは、SJのシンドンかソンミンのどっちかです。


……なんのために行ったんだよと自分でもちょっと泣けてくるのですが、まあそんなもんですよね。東京ドームよりは近くで、動いているユノを直に見られただけでも良しとしなければなりません。行きたくても行けなかった人だって大勢いるはずなのだから。

「こっち見てくれなかった」とライブのたびにぼやいている私ですが、そのたびに思い出すのがライブ中とユノの言葉。

WITHだったと思うのですが、向きを変えたときに背中を向けられたファンから不満の声が上がり、「こっち見たら、こっちも見なきゃいけないんですよ！全部は見られないんですよ！」と半ギレで(もちろん、冗談めかした感じで)言っていたのです。

「そうだね、ユノ。私はユノの背中も横顔も後頭部も好きですよ」と自分に言い聞かせ……………おかえりツアーでは是非、正面顔をお願いします……！


ええと、話を鶏龍に戻します。

ちょっと残念な下手側後方席ですが、ステージ裏のユノの様子がよく見えたのは良かったです。

※写真はめいいっぱいズームして席から撮影したもの。

5日はあまり姿を見せてくれなかったのですが(イスンギさんのステージの時には、後ろで手を振ったり踊ったりしてましたけど。不思議なリズム炸裂で)、6日は午後公演から、途中からほぼ出ずっぱりというくらいに姿を見せてくれていました。オーラスだったので、ユノ自身もパフォーマンスをちゃんと見ておきたかったのかもしれませんね。



実際に会場を訪れてみて初めて分かることってあるじゃないですか。

そのひとつが、盗撮を巡る攻防。ユノがテントで待機している姿をどうやって撮ってるんだろうと不思議だったのですが、テントとテントの隙間から覗き込んだり、観客席のステージ側見切れ席から覗き込んだりして撮っていました。なかにはテントの布を切ってしまう人もいるようで、ちょうど目の高さにポツポツ穴が空いていました。

軍人さんも一応は制止したり追い払おうとしたりはするものの、かなりの人だかり且つものすごい執念なのので、対応しきれないと諦めてもいるようでした。

私自身は盗撮女子の奮闘から数々の恩恵を受けている身でして、非難できる立場ではないわけですが、アイドルって大変だなあと改めて思った次第です。対応する軍人さんもびっくりしたんじゃないでしょうか。



きづいたことというかなんというか、ネットの美談てあまりあてにならんよね、と苦笑いした案件がひとつ。

ステージと観客席を区切る柵があるのですが、SJやユノが登場すると観客が席を離れて、この柵のところに殺到するわけです。
ユノをはじめ、出演者らが再三、公演中に「危ないから、席に座って見てね」と注意喚起もするわけですが、実際のところは無法地帯。そもそも軍人さんたちもどこからか現れて、柵の前に立って鑑賞してるのだから、なんだよおいwといったところでして。

ネットでは「ちゃんと席に座ってる人のほうをユノは見てくれた」という声もあったようですが、少なくとも私が参加した2公演ではそのようなことはなく……柵前の集団にサービスしてたように見えました、けど…………？

6日はサングラスをかけていたので、視線がよくわからなかった可能性は否めませんが、とりあえず顔の向きは柵前でした。上手と下手でまたちょっと事情が異なるのかもしれません。
って、まあ、どうだっていいんですよ。どっち見てようが、どうせ私の前には来てないんですからあああああああああ……


失礼しました。すこし取り乱しました。
先ほどもすこし言及したオーラスの胴上げについて。

その前段階として、裏方さんを呼んで讃えるという場面がありまして。(昨年どうだったかは知りませんが、)ユノの演出っぽいなあと思って眺めていました。

呼ばれて登場してくる若い女の子が背中にバルーンの羽をつけてたり……そのくせ、すごい恥ずかってきゃーみたいな感じでしゃがみこんだりするんですよ。じゃあそんな格好しなきりゃいいじゃんとか素で突っ込みをいれる三十路女は私です。まあでも分かります。若いころは周りがあたたかく受け入れてくれますからね。歳をとったら、転んでもゴミを見るかのような目で一瞥されるだけですからね……って…なんの話でしたっけ。そう、オーラス。

そんなこんなで、学園祭的な"内輪のノリ"がそこはかとなく漂っているわけです。と思ったら、最後にステージに関わった軍人さんたちが一斉に乱入して来て、ユノたちを囲い込み、胴上げへとなだれ込みました。この辺りもすごい"学園祭っぽい"。

正直、私は集団で他人が盛り上がっていると、ひどくさめる傾向がありましてな。ツイッターなどで「感動した」などの投稿を見て、あ、あそこは感動するところだったか……と反省しました。

とまれ、ユノはとても嬉しそうだったので、私も嬉しかったです。ユノのダンスも素敵でした。プライスレス！ユノが元気で楽しく過ごしているようで、何よりです。

会場ですこしお話しした方が、転役すると今のように近くで見られなくなるから……と複雑な表情で語っていましたが、私は逆にはやく東方神起として戻って来てほしいと思いました。たとえそれが、爪楊枝サイズだったとしても。(あ、欲を言えば、せめて割り箸サイズでみたいんですがw)

というか、どんなに近くでみられても、アイドルとファンの間にはどうしても埋められない距離があるじゃないですか。ならば中途半端な親近感とか寂しくなるだけなので、どこまでもアイドルとして輝いていてほしいなあと思ったり。

といったところで、地上軍フェスティバル所感でした。



余談。
よく韓国のカシオペアのサポートすごい、みたいな話があるじゃないですか。
今回のイベントに関しては、イスンギさんのファンの団結力や組織力がすごかったなあと思います。

オーラスの公演ではイスンギさんのカラーである水色の風船をたくさん用意して、会場のフェンスなどを飾り立てていました。
あらかじめ計画していたようで、風船を膨らますための道具を用意して、午前公演と午後公演の間の休憩時間に、手際よく取り付け。さらに会場内外の子どもたちにも手渡す心配り。子どもたち、とても喜んでいました。

イスンギさんがMCなので、カシオペアは遠慮したのかしら……とも思ったのですが、特にそういうわけでもなかったようです。

午後の公演が始まってから、一部のカシオペアが慌てて赤い風船をフェンスにつけていきました。軍人さんにフェンスから離れろ、立つなと注意されてもめげない。

風船の空気が抜けて萎んでいくなどのトラブルもありましたが、結果的にスンギ風船に見劣りしないくらいの数は取り付けられていたと思います。明らかにやっつけ仕事ではありましたが、この行動力はすごいですよね。

(あ、私も一応、風船を膨らませるの、手伝いましたよ！)

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