SSブログ

映画「母なる証明」と「嘆きのピエタ」※たいした感想は書いてません。 [映画の感想]

友人に「チャンミンてウォンビンに似てるよね」と言われ、ウォンビンの顔がすぐに思い浮かばなかったので調べてみました。


で、あーーーーーーーーーーあの役者かーーーーーーーーーっとなったのがこれ、「母なる証明」。

これでしょこれ。
img_20140403f.jpg
たしかにちょっとチャンミンに似ているかもしれません。映画を観た当時は、「なんかキムタクみたいな顔した役者だなあ」と思ってたことを思い出しました。




「母なる証明」は、あのポン・ジュノ監督作品。同氏の「殺人の記憶」という作品が大好きだったということもあって(排水溝を見るとときどきラストシーンを思い出します)、「母なる証明」が公開されたときも期待に胸を膨らませて映画館に足を運んだんでした。懐かしいなあ。


殺人容疑で逮捕された息子の無実を証明するべく奮闘する母親の姿を描いた本作。事件の全貌は明らかになりますが、爽快感どころか絶望感しかねえよというエンディング……だったことくらいしか覚えておらず(ラストのお母さんの舞とかね)、詳細をすっかり忘れていたのでやっぱりちょっと検索してみました。

そうしたら、ずいぶんと丁寧に考察しているブログがありましたので、リンクをはっておこうと思います。
母なる証明(ネタバレ)/洗濯ものを干すか、雑巾がけをするか
このブログを読みながら、あーそうだった、そうだった…なんて思い出したり。もう一回、観たくなりますねえ。



母の愛情つながりで思い出したのが、映画「嘆きのピエタ」。
img_20140403g.jpg

天涯孤独に生きてきた借金取りのもとに訪れた1人の女。「母」だと名乗り許しを乞うその女を、男は次第に受け入れ愛するようになります。それとともに、金取りの仕事もうまく行かなくなっていくのが、もういいんだか悪いんだか…冷酷無比な取り立てロボットが心を得てしまうわけです。本来なら「良いこと」なんですけど、悲劇の予感しかしないのが本作。(そして、予感は的中します。)

全体的にどのカットも美しく、そのせいか借金取りの残酷な現場を描きつつもどこかお伽噺のような雰囲気を漂わせています。一方で、心に深く突き刺さるのが、殺したいほど憎い相手でも愛情を抱いてしまう「母性」の業の深さと悲哀。わたしはこの作品のメッセージをほとんど理解できていないと思うのですが、それでも結構な衝撃を受けました。静かで残酷で美しくて悲しいラストシーンは、いまでも時折、脳裏によみがえります。





nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。