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映画「リトル・ランボーズ」 [映画の感想]

「あれ、こんなん予約したっけ……」シリーズ第●弾。

TSUTAYAディスカスから「リトル・ランボーズ」という映画のDVDが届いたので観てみたのですが、思いのほか泣いてしまって、そんなところに老いを実感してみたり。涙もろくなりました。
せっかくなので感想を書き留めておこうと思いますが、いつものとおりたいしたことは書いてませんので、あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。


基本的に性善説:★★★★+



2014-09-04_163318.jpg日本では2010年に公開されたイギリス映画。
育った環境も性格もまったく異なる2人の少年が、映画「ランボー」をきっかけに友情を育んでいく物語です。


信仰上の問題で、授業の教材であってもテレビを見ることが禁じられているような"純粋培養"の少年、ウィル。彼の唯一の娯楽は、彼自身の「想像力」でした。
そんな彼があることをきっかけに、学校一の悪ガキ、リー・カーターと出会います。

リー・カーターは、先生からも「悪魔」と呼ばれるほどの問題児。嘘を付いたり万引きしたりすることに良心の呵責はありません。おまけに腕っ節もそこそこ強いので、周囲の生徒からは嫌われ、孤立しています。
彼の家庭環境は少々複雑。老人ホームを経営しており、経済的には豊かな暮らしをしていますが、父はなく、母は子どもよりも恋人のほうが大事で常に不在。唯一そばにいてくれるのは兄一人だけなのですが、年が離れているだけに、兄からすればリー・カーターの存在は面倒でしかなく、扱いもぞんざい。それでも、ただ一人そばにいてくれるからと、リー・カーターは兄をこの上もなく慕っています。


さて、リー・カーターと知り合ったウィルは、彼の家で偶然、映画「ランボー」を観ることに。教材用のテレビですら見たことのなかった彼にとって、「ランボー」はまさに晴天の霹靂。彼はすっかり感化され、自らを「ランボーの息子」と称するようになります。

映画を撮りたいと思っていたリー・カーターにとっても、ウィルとの出会いは衝撃でした。最初はウィルのことを「利用しやすい、もやし野郎」くらいにしか思っていなかったと思われるリー・カーターですが、ウィルといっしょに「ランボー」をモチーフにした映画を撮影するなかで、ウィルの創造性や行動力にどんどん惹かれていきます。
また、ウィルにとってもリー・カーターは、新しい世界へ導いてくれた、かけがえのない存在となっていきます。

物語の後半、彼らの友情にピンチが訪れますが、周囲の協力もあって復活。さらに固い友情で結ばれることになります。


といった感じで、まるで道徳の教材のような「王道展開」なわけなんですけれども、普遍的で多くの人の心を打つからこそ王道たりえるわけでありまして、この「リトル・ランボーズ」も私の心をガンガンと強打してくれました。
彼らが直面する"試練"も、もっと残酷な展開を用意することが可能にもかかわらず(ネガティブなので、そんな展開も覚悟していました)、ハートウォーミングな感じにまとめてくれていたので、良かったです。


以上、簡単ではありますが感想まで。
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